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中高年ひきこもり【8050問題】の原因、対策・解決策はあるの?

こんにちは、すぎもんです。
当ブログ 【好奇心のホコサキ】に足を運んでくださり、ありがとうございます。

ひきこもりクライシス ”100万人”のサバイバル NHKが特集を組むくらい社会問題となってきた中高年のひきこもり。
通称【8050問題】は、80歳代の親に対して、50歳代の引きこもりを抱える家庭の問題の総称をいいます。【7040問題】も同じような問題として捉えられることも多くなってきています。

どのような問題で、どのような対策が考えられているのか、まとめて行こうかと思います。最後まで、ご覧いただけますとうれしいです。

8050問題とは

【8050問題】は、2010年くらいから言われ始めたことであり、長期継続している引きこもりに関する社会問題をいいます。

昔はひきこもりといえば、若者特有の問題であると考えられていたので、中高年のひきこもりについては調査もされず、放置されていました。

内閣府が、平成31年3月29日に公表した生活状況に関する調査 (平成30年度)によって、ようやく中高年ひきこもりの実態調査がなされたという状況です。

この調査における、広義のひきこもりの定義は下記の通りです。
【趣味の用事のときだけ外出する】【近所のコンビニなどには出かける】【自室からは出るが、家からは出ない】【自室からほとんど出ない】状態が、6か月以上継続している状態。


ここ最近、ひきこもり状態にあった者が、凄惨な事件を起こしたり、将来を悲観した親に殺されるといった事件が立て続けに起こっており、この8050問題が再び注目を集めています。

【ニュース速報】登戸の川崎殺傷事件の犯人・岩崎隆一容疑者が死亡 / 自分で首を切り刻み自殺
神奈川県川崎市の登戸第一公園付近にあるバス停で起きた事件。
スクールバスに駆け寄り、小学生・周りにいた大人を包丁で刺し・切って傷を負わせ、2人を殺す。
その後犯人の、 岩崎隆一容疑者(51歳) は、包丁で首を切って自殺。
長年にわたり、ひきこもり生活を続けていたことが、後の捜査で判明している。

元次官「引きこもりで暴力も」 長年家庭内トラブルか
44歳の長男を刺し殺害した、実の親である熊沢英昭容疑者(76)
死亡した長男英一郎さんについて「引きこもりがちで家庭内暴力もあった」
長年にわたり引きこもり生活、ゲーム漬けの日々を送っていたことが判明する。

内閣府発表資料を紐解いてみる

さて、生活状況に関する調査 (平成30年度)の内容を紐解いていきましょう。
今までこういった中高年のひきこもりについて調べられた資料がなかったので、今後の政策の参考にされるようです。

中高年の引きこもりどのくらいいるの?

40~64歳の広義のひきこもりは61.3万人いると推定されています。
40~64歳の人のうち、1.4%程度が広義の引きこもり状態にあると考えられております。

ただし、この調査は自己申告制であり、なかには、「オレは引きこもりなんかじゃねえ」と自己判断している人は引きこもり枠から除外されているので、実数はその2倍の100万人程度ではないかと推測されています。

同居家族は?

広義のひきこもり群の回答は下記の通り。(複数回答可)
父:25.5%
母:53.2%
配偶者:36.2%
子:25.5%
兄弟(姉妹):19.1%
祖父母:2.1%
その他の人:4.3%
単身:10.6%

驚いたのですが、配偶者や子と同居している引きこもりが、意外なほど多かったことです。親にもかかわらず、引きこもり状態になってしまうケースも少なからずあるようです。

どうしてひきこもりに?

複数回答可の調査で、一番多かった理由が、【退職したこと】でした。
そう、学校卒業してからずっと引きこもり状態というわけではなく、ちゃんと社会にでて仕事をしていたが、何かしらの理由で退職等をしてから引きこもりになるケースも数多くあるようです。

その他の理由は順に、【人間関係がうまくいかなかったこと】【病気】【職場になじめなかったこと】となってます。

通院・入院したことのある病気は?

複数回答可で、どのような病気をしたことあるかをヒアリングした結果がこちらです。

精神的な病気:31.9%
目や耳の病気:14.9%
骨折・大ケガ:14.9%
皮膚の病気:10.6%
胃や腸の病気:8.5%
心臓や血管の病気:6.4%
肺の病気:6.4%
その他の病気:27.7%
あてはまるものはない:25.5%

やはり精神疾患を抱えているケースが多い様子。
社会にでてはいたものの、メンタルをやられ仕事を辞めることになり、その治療の長期化によって社会復帰もできなくなってしまった、、、というのが想像されます。


中高年の引きこもりは、若いときから引きこもりを続けている層と社会にでてから何かしらの理由で引きこもりになってしまった層があり、それぞれに対して違うアプローチをしてかないと難しいんだろうなと思います。

この資料を読んでみて、誰にでも引きこもりになってしまうリスクがあるんだなー、と感じました。
仕事がきつくなった、怪我をした、病気になった。そういったときに、社会のレールから外れ、戻れなくなってしまった状態が引きこもりなのかもしれません。

8050問題の対策・解決策

ひきこもり状態は長く継続すればするほど、離職期間が長くなることで、社会復帰が困難になる可能性が高くなっていきます。
社会復帰をしたいと思っている段階で適切な対応がなされなければ、その志もどこかへ行ってしまい、ひきこもりに拍車をかけてしまうでしょう。

ただ、家族に引きこもりがいることは、世間体を気にするあまり、その存在を隠し、周囲に相談しない家族が多いのも、問題を深刻化・長期化させてしまう一つの理由になってしまうようです。
「臭いものに蓋をする」精神では、完全に腐ってしまう。その前にどうにかしないといけないのでしょう。

気をつけたいのは、引きこもり支援活動を装い、多額の金銭を要求してくる施設や団体の存在です。
「同じような境遇の人と一緒に生活して、自立を目指します。はい、月50万円の費用です。」的な。
心が弱っているところに付けこんで来る輩も数多くいるので、冷静になって、必要があれば、外部に相談して、決定していくべきです。


公的機関のサポートはどうでしょうか?

各都道府県や政令指定市には相談窓口が用意されていることが多く、
東京都→ 「ひきこもりサポートネット」
家族の問題と抱えこむ前に、早めに相談したほうがよいと思われます。

ただ、中高年のひきこもり対応は、若者のひきこもり対応と比較すると、どうも後手に回るみたいです。
現実論として、若者のほうが社会復帰することができた場合に、社会に対する利益が期間的に大きくなるので、若者への対応が優先されます。
いやな、損得勘定ですが、サポートできる体制が有限資源なので、しょうがないところです。


現在、順調に社会生活を送っている人であっても、いつなんどき精神病にかかったり、重大な病気にかかったり、事故にあったりするかもしれません。
ひきこもり状態になってしまうことも、あるやもしれません。

貯蓄をある程度しておく、本業以外にも金を稼ぐ手段をみにつけておく、なんでも相談できる人を作っておく、家族とコミュニケーションを密にしておく、その積み重ねで、社会からの孤立化を防ぐことができるかも、、、です。

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