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強アルカリ性洗剤を入れたアルミ缶が爆発!容器内で起きてた化学反応

こんにちは、いぶきです。 当ブログ 【好奇心のホコサキ】に足を運んでくださり、ありがとうございます。

東京都足立区の東武鉄道西新井駅でアルミ缶が破裂し、20代の女性2人がけがをした事件で、飛び散った液体は簡易検査の結果、強アルカリ性の洗剤とみられることが9日、警視庁西新井署への取材で分かった。
缶破裂、強アルカリ性洗剤か 所持の男性、飲食店勤務 警視庁

先日、東武鉄道西新井駅でアルミ缶が爆発した事故がありました。その理由が、強アルカリ性の洗剤を職場から持ち帰った際に、アルミ缶が破裂してしまったとのことで、アルミ缶内でどんな化学反応が起きてたか興味があったので、調べてみました。

目次

強アルカリ性洗剤をアルミ缶に入れると

アルミニウムと強アルカリは下記の通り反応して、水素を放出します。

2Al+2H2O+2OH→2AlO2–+3H2

密閉容器で気体が発生すると、圧力が高まっていき、容器の耐える限界を超えると一気に外側に向けて破裂してしまいます。

東京消防庁が実際に、アルミ容器に強アルカリの洗剤を入れて水素が放出されている実験を行った動画があったので、興味のある方は見てみてください。

市販されている洗剤容器は、こういった反応が起こらないように考えられて作られているので、原則として容器は移し替えることのないようにするのがよいでしょう。

強アルカリ性の物質が皮膚につくと

強アルカリ性の物質が皮膚につくと、皮膚の主要な構成要素であるタンパク質を溶かしてしまい、やけどのような症状を引き起こしてしまいます。

なので、皮膚についたら、すぐに流水で洗い流すことが必要となります。
皮膚は、ある程度の防御機能を有しているので、大丈夫とは言わないまでもすぐに洗い流せば大事には至らないことが多いですが、目に入ってしまうのがかなり危ないのです。
目は、粘膜が露出してより、ダメージを受けやすい構造をしているからです。今回のアルミ缶爆発で目に入らなかったかどうかがかなり心配ですね。

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