【2023年最新情報】将来月旅行に一般人が行く場合の費用と時間

ZOZO(ゾゾ)創業者、前澤友作さんが2021年12月に国際宇宙ステーション(ISS)に旅行に行ってからもうすぐ2年。
イーロン・マスクが創業した米宇宙開発会社スペースXが計画していた月周回旅行は、2023年中の予定でしたが延期になってしまったようです。ちなみに、この月周回旅行の第一号旅行予定者も前澤さんです。すごすぎますね!

宇宙産業・技術の発達により、民間人が月旅行をする日がどんどんと近づいてきてます!
最新の月旅行情報をお届けしていきたいと思います。

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目次

スペースX計画の月周回旅行にかかる費用と時間は?

前澤友作さんが第一号旅行者として行く予定の月周回旅行。

『dearMoon』プロジェクトと名付けられ、前澤さんと一緒に行く8名の方(バックアップメンバー2名)もすでに選抜されており、出発を待つだけの状態でしたが、スペースXが作る宇宙船「スターシップ(Starship)」の開発の遅れが目立つため、2023年中の出発は見送られることになりました。

月旅行にかかる費用はいくら?

費用は明かされていないが、過去に米宇宙旅行会社が販売した国際宇宙ステーション(ISS)へ向かうツアーの1人当たりの旅費は4500万ドル(約61億円)程度とされた。月周回はそれよりも距離が長いことから、旅行会社関係者の間では「2倍はかかるだろう。1人120億円ぐらいかかるかもしれない」との見方が強く、今回の8人の旅費総額は「約1000億円になるのでは」との指摘がある。

前澤友作氏 月周回プロジェクト 費用約1000億円か 旅行会社関係者「1人120億円はするのでは」

前澤さんが支払った金額は明かされていないものの、今回の月周回旅行にかかる費用は約1000億円くらいだろうと言われています。
フォーブスの記事によれば、前澤さんの資産額は『2390億円』。払えない金ではなさそうですね。(もしかしたら、すでに手付金をある程度払っていて、現時点で資産はもう減ってるかもです。)

月旅行にかかる時間はどのくらい?

地球と月の距離は、平均して約38万キロメートル。
地球と月の軌道が完全に円形ではないため、この距離は変動して、地球と月が最も近づく時、約35万6千キロメートル、最も遠ざかる時は約40万6千キロメートルになります。

1969年に打ち上げられたアポロ11号は、地球から月まで3日程度かかったので、行きに3日、月周回1日、帰りに3日で、7日程度の旅程となると考えられます。

この距離を7日程度で行って帰ってこれると思うと、なんだかすごいようなすごくないような、規模が大きすぎてよくわからなくなっちゃいますね笑

また、ロケット発射場に集合して、さあ乗った乗った!っていうお気軽さではないことは想像できるかと思います。
実際、前澤さんが国際宇宙ステーションに行った際には、ロシアで半年近く訓練を実施したようなので、月周回旅行に行く際も、少なくとも同じくらいの準備期間は必要になると予想されますね。

将来的に月旅行の費用が安くなる可能性は?

1000億円もかかってしまうのでは、到底一般人は月なんていけないですよね。。。
数億円(言うても、普通には払えないけど、、、)になる未来はやってくるのでしょうか?

鍵を握るのは、

  • 再利用可能な素材を用いることができるか
  • 安定性・安全性を重ね、ロケット打ち上げをルーチン化することができるか
  • 安価な燃料を用いたエンジンを開発できるか

などでしょうか。

スペースXは当初より、再利用可能になるようにこの本体部分その他ブースター部分を地上に着地させるように設計されています。

この動画はStarshipが着陸している成功例になります。
感動しますよね。こんなでっかい図体の飛行船が、垂直で返ってくるんですから。

また、スペースXといった民間企業だけではなく、国主導のプロジェクトでも月面基地を作ろうという動きもあります。
NASAの『アルテミス計画』は、2024年の有人月面着陸を目指して計画が進められているようです。

こうした競争というのも、費用を下げてくれる要因の一つになってくれると思います。

飛行機に乗るみたいに宇宙船に乗れる未来は?

搭乗前の訓練の時間を短縮できる?

宇宙船に乗るためには、現在のところ訓練が必要不可欠です。
宇宙は無重力環境であり、人間の身体に様々な影響を及ぼすため、身体的な適応能力を高める訓練が必要まず必要となります。また、緊急事態に対処するための技術的な訓練も欠かせません。

宇宙旅行の民間化が進むにつれ、宇宙船の操作がより自動化され、乗客に求められる技術的なスキルが低減する可能性があります。将来的には一般の人々も短期間の訓練で、宇宙旅行を楽しむことが可能になるかもしれません。

一方で、宇宙旅行に伴う身体的な課題は依然として存在します。長期間の無重力環境での健康管理や、地球への帰還時の重力への適応は、そう簡単にはいかない可能性が高いです。

移動時間を短縮できる?

地球から月に行くにあたり、片道3日を1日にすることは可能でしょうか?
燃料の効率を度外視して、ずっとアクセル全開の運用をすれば、きっとおそらく可能でしょう。

宇宙空間に少しばかり存在する空気の抵抗により発生する熱に耐えられる素材と、宇宙空間で改めて燃料を補充できるステーションがあれば、イケそうな気がします。

しかしながら、かつて世界の国を飛んでいた音速旅客機『コンコルド』が衰退したように、過剰な効率化は、安定性やコストの面からみても、最終的には上手くいかないかもしれません。

3日くらいかけてのんびりいくのが、月旅行のいいところなのかもしれませんね。

スペースX社が開発中のスターシップ(Starship)って?

最後に、月周回旅行に用いるスペースX社のスターシップについて、ざっくりまとめておきます。

スターシップの特徴

スペースXが開発中のスターシップは、その名の通り、星間旅行を可能にすることを目指した宇宙船です。
この巨大な宇宙船は、再利用可能であり、地球軌道を超えた宇宙探査に対応する設計がなされています。

スターシップは、ステンレス鋼製の外観が特徴的で、極端な温度変化にも耐える能力を持っています。最大の特徴はその多用途性で、人類を火星へ送るための輸送手段として、また衛星の打ち上げや長期宇宙旅行にも使用される予定です。エンジンは、独自に開発された強力なRaptorエンジンを採用しており、未来の宇宙旅行の新たな基準を築くことを目指しています。

スターシップの歴史

スターシップの歴史は、スペースXの野心的な宇宙計画の一環として始まりました。

このプロジェクトは、最初に「マースコロニートランスポーター」として構想され、人類を火星に移住させるための手段として計画されました。

その後、設計が進化し「BFR(ビッグ・ファルコン・ロケット)」と名付けられ、最終的には「スターシップ」という名称に落ち着きました。

初期のデザインから数回の変更があり、宇宙探査のための多目的な機能が加えられ、より実用的で効果的な宇宙船へと発展してきました。

スターシップの開発状況

スペースXは、テキサス州の開発施設でスターシップのプロトタイプの構築と試験を繰り返しています。

これまでに、いくつかのプロトタイプが製造され、短距離の飛行試験や着陸試験が行われてきました。これらの試験は、スターシップの技術的な課題を特定し、改善するための重要なステップといえます。

スペースXは、近い将来にスターシップを使った火星への無人ミッション、そしてその後の有人ミッションを目指しています。このプロジェクトの成功は、宇宙探査の新時代を開く鍵となると期待されています。

ただ、2023年11月19日に2回目のスペースシップの発射実験が行われましたが、1回目に引き続き失敗に終わってしまってます。

技術革新には失敗はつきものだと思うので、成功するよう見守り続けています。

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